アウトリーチのご案内
ホールの外へも音楽を届けたい
学校や病院でアウトリーチ事業を行いたい
若手の演奏家を起用したい
長野県ゆかりの演奏家と公演を創り上げたい
そして、
ホールで行うコンサートに、新しい客層を呼び込みたい
私たちCクレフは、
クラシック音楽によるアウトリーチ・プログラム(コミュニケーション・プログラム)を
お届けします。
近年、公共ホールの活動目的の1つに「社会包摂」が掲げられることが多くなりました。
その一環として、学校、公民館、病院など、ホールの外に出て、アウトリーチ事業を扱うホールもここ数年で飛躍的に増えています。
(アウトリーチ、サテライト、お出かけ、出張…など呼び名はさまざまです)
ですが、美術や演劇など、講師・アーティストと参加者(お客様)が一緒になって作品などを創り上げていく「参加型」のアウトリーチとは違い、クラシック音楽のアウトリーチは「鑑賞型」がメインとなります。演奏者と聴き手(お客様)はお互い全く別の立場であるため双方のコミュニケーションが難しく、尚且つ並大抵の演奏ではクラシックに関心の薄い方々の心をつかむことができません。また、学校の教室や公民館の会議室など、音響環境のさほどよくない場所での公演となるので、聴き手(お客様)に集中していただくことが難しく、まわりの雑音などで気が散ってしまいがちです。
アウトリーチ事業を成功させるためには、どんな演奏家に依頼したらいいのか、どんな準備を行なったらいいのか、お悩みになることはありませんか?
私たちは、アウトリーチ・プログラム(コミュニケーション・プログラム)の専門家による研修を受け、長野を中心に全国各地でアウトリーチの実施経験を積んできたプロ集団です。
クラシック音楽でのアウトリーチ・プログラムを通じ、聴いた方に「感動を体験」していただき、それを「日々の活力・生きる活力」につなげていく、ということを目指して活動しています。
アウトリーチ・プログラムの経験豊富な演奏家を公演当日派遣するだけでなく、準備段階からのアドバイスなどもできますので、この機会にアウトリーチ事業を始めたい・本格化したいというお考えがありましたら、ぜひご相談ください。
クラシック音楽にこだわったアウトリーチ・プログラム(コミュニケーション・プログラム)を
ぜひお聴きください!
私たちのアウトリーチ・プログラムは、何と言っても、「クラシック作品のみで構成されたプログラム」が特徴です。
子どもたち向けにディズニーやジブリ、お年寄り向けに童謡などを組み入れたプログラムを聴いてもらえば、もちろん喜ばれますが、それは「これ知ってる!」という「想定内の喜び(興奮)」です。
私たちの行うオール・クラシック・プログラムのアウトリーチは、
「初めてクラシックを聴いて楽しいと思った!」
「知らない曲ばかりだったけどどれもいい曲で、もっと聴きたかった!」
という、「想定外の驚き(初めての感動)」を感じていただくためのものです。
そのため、クラシック作品であっても、CMや映画などで聴きなれた有名曲ばかりを並べることもしません(1曲2曲程度、入れることはあります)。時には、より難解と言われている現代作品を盛り込むこともあります。
聴きなれているかどうかは関係なく、クラシック音楽そのものが素晴らしいことを感じてもらうための曲目でプログラムを組み立てます。
「えっ、そんな難しそうなプログラム、小学生には無理じゃないの?」
「お年寄り相手なので一緒に歌える童謡を入れて喜ばせたいんですが」
打ち合わせでは、主催者様からそのようなご心配をいただくこともあります。
でも、ここが私たちの腕の見せどころなのです!
お客様とのコミュニケーションが十分にとれるよう、距離感を縮めるための策を盛り込みながら、曲目1つ1つに意味を持たせてプログラムの流れを構成し、本番では常に1人1人の反応を見ながら、話し言葉を調整したり話の内容を変えたり、時にはその場の判断でプログラム変更を行うことさえもあります。
本番では、お客様はもちろん、半信半疑だった主催者様も、夢中になって演奏に聴き入ってしまう姿が見られます。
「自分はクラシックがキライなんだと思っていたけど、感動して涙が出たよ」
「クラシックを聴くってこういうことだったんだね。素晴らしかった」
初めての感動は、一生心に残る宝物。こうした経験を、ぜひ地域の方々に味わっていただきたく、私たちは活動しています。